【邦画がつまらない】世界から置いていかれている邦画の現状。なぜ近年の日本映画は衰退していくばかりなのか。

アジアでの映画産業は日本が一番だと言われていた時代がなつかしい。

黒澤明監督の時代まで遡る気はないが、それ以降の時代でもまだ世界的に評価されていた日本映画。

ところが最近の邦画はどうだろうか。

まったくもって面白くない。

見え透いた感動話。話題性でのキャスティング。ストーリーの簡略化。無理のある漫画原作の実写化。

あげればきりがないほど近年の日本映画の現状は最悪だと言えよう。

ではなぜ日本映画はここまで落ちぶれてしまったのか。

もはやアジア圏ですらトップを目指すことの厳しい邦画の現状を分析してみた。

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韓国の映画産業はこれを期に、ポン・ジュノ監督を筆頭にこれからも伸びていくことが期待できる。

また、下の表を見ていただきたい。

見て分かるように中国での映画産業の成長が著しく伸びている。

近年ではアニメ、CGに力を入れクリエイターを積極的に育成し着々と力をつけている。

日本が主体となり中国韓国に発注をする時代は終わり、もうすでに日本が発注を受けるがわになりつつあるのだ。

ではなぜ日本の映画産業はここまで世界に差が出来てしまったか。

日本映画衰退の理由には大きく分けて2つあるのではないかと考える。

・制作費がそもそも少ない

国内ウケ作品の量産

それではひとつづつ見ていく。

 

制作費がそもそも少ない

世界と比較すると・・・

まずはじめに理解していただきたいのが日本の映画の制作費は恐ろしく少ない。

かの映画大国アメリカのハリウッド映画と比べるとその差は歴然。

日本で最も制作費が多い映画はジブリの「かぐや姫」という作品で、トータル50億円で制作されている。

50億円!?高い!と思った方。一旦落ち着いてこれを見てほしい。

・トイストーリー  30億円

・トイストーリー2 90億円

・トイストーリー3 200億円

世界的超大手アニメ制作会社ピクサーで制作された「トイストーリー」の制作費である。

始めこそ制作費30億円(これでも十分に高い)で制作されているがシリーズを重ねるごとに制作費は上がっていき、「トイストーリー3」では200億円で制作されている。

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しかし、あくまでこれはアニメ映画での話。実写映画での比較では更に大きな差が生まれる。

日本映画の名作「永遠の0」で見てみよう。

「永遠の0」の制作費は約10億円。

この10億円という額は、ヒットすることが望める上で最大限絞り出した結果10億円の制作費なのである。

このことから日本の実写映画では、最大でも10億円の制作費しか出ないことになる。

しかし、制作費10億円も日本実写映画では多い方である。

日本では5~10億円かけられた映画は大作と呼ばれ、年に1,2本あるかないかである。

実際は平均5000万円程度の制作費をやりくりして作られることが多く制作費1億円にも届かないのが現状だ

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・タイタニック  294億円

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 341億円

これである。日本映画の20倍以上の制作費

このように、そもそも日本映画では制作に使える金額が極端に少ない。

まあ、お金をかければ良いものになるのかと言えば決してそんなことはないとは思う。

しかし、制作費がどれくらいあるかで出来ること出来ないことが決まり映画の制作規模も大きく変わる。

最終的には制作陣の士気や作品のクオリティを左右する大きな問題である。

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日本ではしばしばクリエイターの方達を軽んじているのではないかと思う場面がある。

絵を描くにしても映像を制作するにしてもCGを作るにしても、「これくらいチョチョイと出来るんでしょ?」というスタンスで制作を依頼してくる輩が非常に多く感じる。

つまり、クリエイター達の成果にに対する報酬が釣り合っていないのだ。

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そもそも、スポンサー側が映画、クリエイターに対して正しい評価を下していれば1億円にも満たない制作費という現状は改善されるはずである。

日本人のクリエイティブに対する見方が映画産業衰退における要因になっているのではないか。

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さて、日本の映画産業の衰退には制作費がそもそも少ないという問題を提示したが、何もそれだけが原因ではない。

そもそも内容が面白くないのだ。

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俗にいう「お涙頂戴話」。近年の日本映画はこのパターンが非常に多い。

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こうしておけばお前ら泣くんだろ?こういうのが好きなんだろ?という制作陣の魂胆が見え見えで全く感情移入できない。

更に、日本映画ではコイズミ 椅子 ダイニングチェア 昭和レトロ アンティークがある。

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言葉で表現できないような深みも、全て言葉にしてしまうため一気に萎えるのだ。

役者の表情、やりとり、演出で表現することが出来ず全て言葉にしていしまうのは、ひとえに制作陣、キャストのレベルの低さが伺える。

 

話題性のキャスティング

近年の日本映画のキャストは容姿、話題性が全てSR400 SR500 シート演技は二の次といった風習を感じる。

日本映画のキャストのどれほどの方がきちんと演技を勉強し役者になっているのか…

アイドル上がり、芸人上がり、モデル上がり。

確かに、こうした話題性のある方達を起用することは一つの戦略でもあり喜ぶ客も多いだろう。

しかし結局それで喜ぶのは日本国民だけで、世界の映画ファンにとってはただただ演技が下手くそなだけの映画にしかならない。

皆が皆そうだとは思わないが、日本の映画のクオリティを下げているのはこうした話題性、容姿だけで役を決めることの多さにもあるのではないか。

世界を視野に入れた作品がない

日本の映画はとにかく娯楽映画が多い。それも日本人にしかわからないような内輪ネタの娯楽映画である。

なぜなら、結局のところ日本では分かりやすく泣ける、笑える映画がヒットするからだ。

とにかく日本でヒットすればいい。世界を相手に制作されている映画が殆どない。

これでは世界的に評価されることもなければ、日本という小さな国でしか興行も望めず市場が拡大することもないだろう。

まとめ

日本には日本映画黄金期と呼ばれる時期があった。

小津安二郎、溝口健二 成瀬巳喜男など日本映画界の巨匠たちをはじめ「世界の黒澤」とまで言われた黒澤明によって数々の名作が世に生まれた時代である。

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しかし、こうした輝く時代があるからこそ現在の日本映画の体たらくには落胆せざるを得ない。

制作費が低いという問題を解決することは難しいかもしれない。

だが、大人の事情を考慮したキャスティングや陳腐なストーリーを改善することは出来るのではないかと思う。

多様化の加速する今の時代だからこそ、世界に目を向け挑戦するような作品が出てくることを祈るばかりだ。

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